このセリフ。
そう、今オンエア中のNHK朝の連ドラ「カムカムエヴリバディ」の中の映画に出てくる、尾上菊之助さん扮する棗黍之丞(なつめきびのじょう)のセリフ。
「暗闇でしか見ないものがある。」
「暗闇でしか聞こえぬうたがある。」
なぜか耳に残るセリフ。真実だから?
今日の回はこのセリフを深津絵里さん演じるるいが、すっかり落ち込んでうずくまってしまっている、新津ちせちゃん扮する娘のひなたに向かって語り掛けます。
ひなたは時代劇に夢中な、勉強は苦手だけど元気で真っすぐな女の子。
大好きな桃ケン(棗黍之丞)のサイン会に行った帰りに外国人の男の子(ビリー)と出会い、そのことをきっかけにラジオの英語講座を聴き始めます。
最初ははりきって朝早くからラジオを聴いていましたが、ある日友達がその男の子と英語で親しげに話しているのを目の当たりにしてすっかりやる気を失くします。そして朝起きられなくなり英語の勉強はどこへやら・・。
ところがたまたま一人でいるときに店にそのビリーがやってきます。
ひなたは懸命に話そうとするのですが、どうしても言葉が出てきません。
ビリーは叔父にうながされて行ってしまい、一言も話せなかったひなたはひどく落ち込みます。
そして帰ってきた両親に八つ当たりして、家を飛び出してしまったひなた。
探しにきたお母ちゃんが、かわらでふさぎこんでいるひなたを見つけ、その背に向かって話しかけます。
「暗闇でしか見ないものがある。」
「暗闇でしか聞こえぬうたがある。」
「お母ちゃん、見、参。」😘
ひなたはごめんなさい、と謝り、お母ちゃんに優しくうながされて、今日あったことを話します。そしてお母ちゃんに苦しい胸の内を語ります。
「お母ちゃん、なんであたしはこうなんかな?」
「なんで何やっても続かへんのかな?」
「夏休みの宿題も、ラジオ英語会話も、今度こそって思うけど、やっぱりできひん。」
「なんでちゃんとやっとかへんかったんやろって、後になって思うけど・・、もう遅い・・。」
「なんであたしは・・・。」
お母ちゃんはひなたを抱きしめて言います。
「心配せんでええ。」
「いまは真っ暗闇に思えるかもしれんけど、いつかきっと光が差してくる。」
「ひなたの人生が輝くときが来る。」
やさしい、やさしい、やさしいひと時。
いつかきっと光が差してくる
— 朝ドラ「カムカムエヴリバディ」#カムカム (@asadora_bk_nhk) February 8, 2022
ひなたの人生が
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お母ちゃんと帰ってきたひなた、何食わぬ顔で新聞を見ているオダギリジョーさん扮するお父ちゃんに向かって、
「お父ちゃん、今日は悪い子でごめんなさい。」
「お母ちゃんにも謝りました。」
「回転焼きにも謝ります。」深々と頭を下げて、
「ごめんなさい。」
お父ちゃん、横目でうしろを覗いつつ、
「苦しゅうない、ちこう寄れ。」
「ははっ。」反省している様子で楚々とお父ちゃんの傍に座る。
「ちこう。」「はは。」
「・・・・」お父ちゃん、ひなたの頭に手を置いてぐいぐい押し、両手でほっぺをもみくちゃにしながら笑顔で
「おかえり、ひなた。」
「ただいま、お父ちゃん。」
「新しいの焼くから、3人で食べよ。」とお母ちゃん。
お父ちゃんとひなた、2人笑顔で「は~~い。」
いつものひなたに戻ってほんとによかった🙂
時代劇風のセリフがまたグッド😉
しばらくして、ひなたに素敵なごほうびがやってきました。
尾上菊之助さん扮する大好きな桃ケンが、なんと店にやってきて、回転焼きを100個も注文し、そのうえ産気づいたお母ちゃんを車で病院に送ってくれたのです。
そしてひなたに弟ができたのでした。
ひなたの「なんであたしはこうなんかな・・」のところ、刺さりました😭
でもお母ちゃんにしっかり抱きしめてもらって、ひなたはすっかり元気になりましたね。
暗闇の中で見えてきたひなたとお母ちゃんを結ぶもの。
今日は神回でした🤗
明日からは成長した川栄李奈ちゃんのひなたが登場するそう。
新津ちせちゃん、お疲れ様でした💐
とても可愛かったです🎀