「大明皇妃-Empress of the Ming-」

今見ているドラマのうちの一つです。

「大明皇妃-Empress of the Ming-」

 

歴史モノ、好きなんです。

時代時代で違う衣装を見るのが楽しい。

この「大明皇妃」も衣装や髪飾りがとってもきれいです🎀

(製作費が凄い!)

明の時代のドラマってあんまりなかったような気がする

ので珍しさもあるし、特に儀礼の時の式服や冠の飾りなど

の豪華で繊細な装飾にはうっとり😮😊

ドラマにここまでするっ??てちょっと思うけど、やっぱり

見ていて綺麗な方がいいし、ね🙂

一旦動画を止めては、しばし見入っています。

建物の内装や調度品なども凝ってるし、目の保養にはもって

こいの作品です。

 

そして主演女優はタン・ウェイさん。

映画女優さんのイメージでしたが、テレビドラマの出演は10年

ぶりだとか。

彼女の映画、3本観てました。

・「ラスト・コーション」(共演 トニー・レオン)

・「捜査官Ⅹ」     (共演 ドニー・イェン、金城武)

・「レイトオータム」  (共演 ヒョンビン)

凄~く好き、ってわけじゃないんですが、何だろう・・、

何か安定感があるというか、意外と観てました。

(共演の男優さんも決め手だったかな🤭😉)

 

  「大明皇妃-Empress of the Ming-」公式サイトはこちら

         ⬇ ⬇ ⬇ ⬇

kandera.jp

 

さてお話の方ですが・・。

特に印象的だった場面です。

U-NEXTでは第17話から第18話で、永楽帝のうら若い妃、

朴妃が行方不明に。

永楽帝が”もう一人皇子をもうける”と公言して召された妃で、

懐妊は今か今かと注目を集めていた矢先の朴妃自身の失踪に

後宮は大騒ぎになり、1000以上もある部屋や井戸や堀の

中などしらみつぶしの捜索が行われます。

もしも朝までに朴妃が見つからなければ実務管理責任者の、

言わば女官長である胡尚儀が責めを負わなければならなく

なることを見越した胡尚儀の養子の胡善祥は、仮に朴妃が

見つからなかったときは、朴妃は自死したことにすればよい、

自分が身代わりとなって死に、子供の時に皇太子夫妻と胡尚儀

に命を救われた恩返しをする、と後宮を取り仕切っている皇太

子妃に申し出ます。

その後の朴妃の発見を部屋で待つ胡尚儀と胡善祥の会話に、

厳格で冷酷にも見える胡尚儀の、胡善祥への深い愛情が垣間見

えます。

そして胡善祥の、命を投げ打って恩返しするという、一見愛情

と忠誠心に満ちた申し出の裏に、なんとかして皇太孫妃になり

たいという強い野心と、そのために皇太子妃の目に自身を強く

印象付けようとするしたたかさに不安を抱いているようです。

胡尚儀は、たとえ首尾よく皇孫妃になれたとしても平穏には暮

らせないと諭すのですが、刹那の事であっても栄華を味わいた

いのだと、胡善祥は言うのです。このままで終わりたくない、

賭けてみると。

そのうえで、胡善祥は胡尚儀に、先だって永楽帝を刺客の矢か

ら身を挺して守った女性を訪ねて、自分の姉かどうかを確かめ

てほしい、それが最後の望みだと頼みます。

 

そして夜が明けて朴妃が見つかり、結果、一転して胡善祥は

皇太子妃に見込まれて尚儀局副署という官職に引き立てられ、

屋敷も与えられることになります。

その後皇太子妃に挨拶に行き、息子の妃候補、つまり皇孫妃

候補になることを暗に認められるのです。

 

胡善祥のこの行動にはちょっとびっくり😮

自ら恩返しのために命を絶つと申し出るなんて、尋常では

ないです。

女官のイメージにそぐわない無理やり感が逆の意味で印象的😥

皇太子妃と胡尚儀の人柄を考えれば、お咎めはあるかもしれ

ないけれど申し出通りに死ななければならない可能性は低く、

朴妃が見つかれば当然自分が死ぬ必要は無くなります。

そのことを踏まえた上で大きな賭けにでたのですね。

そうまでしても皇孫妃になりたい、というよりも女官のまま

一生を終えたくない、というのが本心のように思えます。

その思いの強さが、彼女を大胆な行動に駆り立てた訳です。

この後、その思いは叶えられ、皇孫妃にはなれるようですが、

その先は・・・。

 

史実では、胡善祥は一旦皇后にはなるけれど寵愛されず結局

廃后となる、とのこと。

ドラマのうえでも可愛らしいお顔とは裏腹の強引さに、胡尚儀

の言うように幸せになれそうな感じがしてきません。

むしろ厳しい胡尚儀の意外な一面があらわになったことにほっ

こりした場面でした。

 

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